今、太宰府市の未来を考えるとき何を準備してかなければならないでしょうか?

楠田市長の努力により、ふるさと納税が増え、税収面での改善が認められました。しかし、太宰府市の行政需要をまかなうに足りる額の自主財源の不足は解消できないまま残っております。他方、少子高齢化問題、不登校児の問題だけでなく、人口減少の中で自治体行政をどう立て直してゆくかという課題が大きく立ちはだかっています。これらの諸課題解決の準備が必要になってまいります。

具体的には、まず何を置いても、住民の「福祉の増進を図る」(地方自治法1条の2)必要があります。言い換えれば、普段の日常生活の幸せを確保することが必要です。次に、歴史的・地誌的に形成されてきた太宰府の伝統を育み、次の世代へ送り届けていくことも市固有の文化的役割として意識されなければなりません。

人口を年齢構成別にみると統計上、次世代を担う子供たちの減少、日常生活・通院・買い物への不便を感じる75歳以上の高齢者の増加がはっきりとしております。私は子育ての充実、高齢者が安心して生活できる環境を整えることを政策の第1目標として取り上げます。

また、不登校児の増加は、ご本人の社会生活を危うくします。学力を身に付けることだけが教育ではありません。私は不登校児ゼロを目指すとともに、不登校児を生み出す教育環境改革に踏み込みます。

これからの人口減少の時代、AIとテクノロジーを積極的に活用し、自治体行政の在り方をスマートなものに変革(DX推進)し、より少ない職員数で行政需要にこたえていける体制を目指してゆきます。

不登校児の保護団体支援をはじめ、聴覚障害者のデフリンピック応援活動を行っております。また、高齢者の成年後見を務め、高齢者問題にも取り組んでおります。

子どもたちが家庭から離れて施設に宿泊することで自立した生活習慣を身に付ける事を目的とし、天満宮の紫藤館をお借りして4泊5日の通学合宿を始めました。この事業も今に受け継がれています。

東日本大震災を受け、夏場の節電を意識して、太宰府小校区全体で「グリーンカーテン」大作戦を展開しました。今の太宰府小校区の伝統行事として受け継がれております。

宝満山を登る子ガエルをメディアに紹介し、NHKで全国放送されました。また、カエルの絵コンテストを企画、学生らが描いた作品は森の中に展示され、環境について考える催しとして好評をいただいております。

水城のクスを使った立体彫刻展を市の施設で実施。また、クスで作った積み木5000ピースを総合体育館で夏休み中の子どもたちに提供。ドミノ倒しなどで楽しんでいただきました。

小学生登校時見守り
江戸芸かっぽれ
ハイヤー踊り など

あっ、カエルのおじさんだ!

NHKテレビ番組「ダーウィンが来た」で放映され、今ではみなさんに知られるようになった「宝満山のヒキガエル」をNHKに紹介した森田まさつぐと申します。

宝満山の麓の池で生まれた体長1センチにも満たない子ガエルたちが5月半ば頃から一斉に829メートルの頂上へ向かって移動していきます。その数10万匹とも言われ、頂上にたどり着くことができるのは1千匹程度とされています。マッチ棒の先ぐらいの子ガエルたちが懸命に登山道を這い上がって行く様に思わず応援の声掛けをしてしまうのがこの時期の登山者たちの気持ちです。

子ガエルたちの道行きは平たんなものではありません。蛇のヤマカカシや山アリ、サワガニ等の子ガエルを捕食する天敵が待ち構えています。大雨時には流され、何度も登り直しを余儀なくされ、また空梅雨にぶつかる年には一歩も進めなくなり、登頂を諦めざるを得ません。それでも毎年新しい子ガエルたちは挑戦し続けます。そしてこの行動は江戸期まで遡ることが出来るのではないかと言われております。

ちなみに、ヒキガエルは1300年前の筑紫歌壇の万葉集の中にも枕詞として謳われており、その子孫が脈々として生き続けているとの想像もあながち許されないものでもないと考えております。

昭和23年10月27日生まれ
昭和39年太宰府市立学業院中学校 卒業
昭和42年福岡県立筑紫中央高等学校 卒業
昭和47年中央大学法学部 卒業
平成15年母の介護のため帰郷
平成20年太宰府市白川区長 就任(のち自治会長)
平成21年太宰府小校区自治協議会代表 就任(〜平成26年)
平成22年太宰府市自治協議会代表 就任(〜平成26年)
平成23年太宰府市社会教育委員 就任(〜平成27年)
平成27年太宰府市議会議員 当選(1期目)
平成30年行政書士森田正嗣事務所 開設
令和3年太宰府市議会議員当選(2期目)
太宰府市監査役就任(議会選出)

この4年間、議会から選出された監査委員として太宰府市の行政が抱えている法律上及び財政上の問題に向き合ってまいりました。

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